2024/12/16

久しぶりに夜ご飯にコンビニの太らないパンみたいなの食べた。去年の年末も同じような感じで慌ててた気がする。一昨日みた『クラッシュ』と昨日見たマティスの切り絵が頭に残ってる。タブーを冒してますみたいな映画ってそのテーマ設定自体の特異性で乗り切ってるところがありそうだからあんまり見てこなかったけど、『クラッシュ』は突飛なことをやってみたとかいうレベルではなく、めっちゃ不道徳だけどその前ではどんなセクシュアリティも一列に並んでいるような感じでよかった。現実にある嫌な常識も、一部無効化されてる。ありえないが、なんか本当にそういうこともあるのかもしれないと思うし、それに救われる人がいてもおかしくない。曖昧な予言のようなタトゥーってよくわからないがかっこいい。マティスの切り絵は、見れば心に残る。なんでこういう感じでいられないんだろうと思う。どうなるとも思っていなかったけど、25歳がこんな感じだとは思ってなかった。もう年取りたくないな。

2024/12/9

『ビーチ・バム』観た。すごい感動した。資本主義の窮屈さと真逆にいるような詩人の男の話。なんとなくゆらゆらしてるカメラや短いカット割りが、不安定で刹那的だけどひどく魅力的で愛されていてそれ以上に他者を愛するムーンドッグをちょうどいい距離で捉えていて、その分たまにロングショットになったときすごく切ない……ていうか映画やドラマでかかるThe Cureが大好き。なんであんなに悲しくて輝いて聴こえるんだろう。涙涙。私もピアノが弾けたし詩を書いていたはずなのに今はどっちもやっていなくて良くないなと思った。この男は愛する妻がいなくなった悲しみにいつ向き合うんだろうと思いながら観てたけど、悲しみと楽しみが両方100で共存するということもきっとありえるんだろう。ハーモニー・コリンは今年来日して、新作の上映をダブダブでやるという謎イベントがあったからそれに行ったら、上映後のDJで1曲目にSixpence None The RicherのKiss Meをかけてくれて本当に最高だった。愛の人だ。12月、飲み会とか会食が続くけど0時過ぎると浅草でも星が見える。

2024/12/5

本当にヨーロッパ官能映画博士になってしまうー。本数見てくと段々良質なもの、面白いもの、本当につまらないものがわかってくる。疲れていると拷問みたい。昨日は馬の本気の交尾シーンがあって本当にびっくりした。ヨーロッパ映画のインモラルな感じ日本とは全然ベクトルが違う。同僚が『時計じかけのオレンジ』の拷問よりよっぽど厳しいことやってると言ってた。

2024/12/4

大学の友だちと新橋で飲んだ。どんな話もどんな考えも聞いてくれてありがたい。そうすることしかできないという状態を、そのまま認めてくれる。自分で自分に許可できないことは人に認めてもらうしかないのだとしたらすごく弱いけどそれは別に悪いことではないと思わせてくれる。生の実感とか満たされるみたいなことを大事にするなら、今やっているように過ごすしかない、ある種の覚悟を決めるしかないということがはっきりした。この手応えを逃したくない。韓国で戒厳令が出されたこと会社に行くまで知らなくて、外の世界を知らないでも生活できてしまうということが怖い。夜中に集まってなんとしてでも民主主義を守らねばみたいなエネルギーが少し眩しく感じた。

2024/12/3

ずっと行ったり来たりしてる。やっぱり変だと思ったり、でもそうするしかないしみたいな。こういうイメージに近づきたい。お腹が空いたりホルモンバランスが乱れたりすることが邪魔。もっと自制できたはずだってあとで後悔するだろうか。ここにいられないほど恥ずかしくなるんだろうか・・・

f:id:onakasuita_samui:20241203230554j:image

2024/12/2

12月に入った途端にいろんなことが年末進行だ。バタバタするとひとり言が増える。もっともちもちぽわぽわした感じでやってきたいのにー。。。やってみたいことがあるけどやるべき細かなことが次々やってきて、うまくかたちにできるかな。友だちの誕生日だったから1年ぶりにラインした。これまで1,2か月に1回は会って、旅行にも行ってたのになぜか1年も空いてしまって、久々に会う約束をしたけどどんな感じになるだろう。蔵前に住んでるのにSNSみてるとなんか距離感じて、共有できる言葉がもうあんまりないような感じがしてる、めっちゃ寂しい。5歳で出会って、もう26歳だー

2024/12/1

もう12月だ。久しぶりに映画館で映画を観た。フランシス・フォード・コッポラの『カンバセーション…盗聴…』4Kリマスター。武蔵野館と立川でしかやってなくて、仕方なく武蔵野館に行った。都営新宿線新宿駅を降りてから東口のほうに出るまでのルート本当にやばい。電車降りた瞬間に絶対に無理だと思ったけど、看板だけ信じ続けて迷わずに地上に出られた。途中で看板がなくなったりして不安だった。武蔵野館は都内で2番目に苦手な映画館で(1番は渋谷アップリンク)、スクリーンと座席の配置がなんで?てくらい悪すぎるのとチケットとかポップコーン売り場周辺は狭いのに謎待合室みたいなとこはめっちゃ広くて意味がわからないからなんだけど、久々に行ってやっぱり苦手だった。映画はかなり変で面白かった。画と全然関係ない環境音が聞こえたり、盗聴されてる女性の声がすごく可愛かったり、終盤急に幻視とかホラー展開になったりした。プロの盗聴士である主人公の男は42歳の誕生日を迎えたばかりで、その職業から自分の加害性を恐れていた。監視する/される、盗聴する/されるみたいな関係は、人数が少ないほど簡単にひっくり返るものだと思う。1対1の関係の場合は立場が逆転することはよくあるけど、権威が絡んでくるとなかなか覆らないよなとか関係ないこと考えた。会社の先輩にあげるクリスマスプレゼントを買いに表参道に行った。表参道に行くと必ずLE LABOのいちじくの香水つけてる人がいる。社の仲が良いひと3人でシークレットサンタをやろうとしてくじまで引いて3人じゃ成り立たないことに気付いた。CIBONEでキャンドルホルダーを買った。喜んでくれるといいなー

渋谷に向かうほうに行ってみたい本屋があった。裏道を行く感じでわかりにくかったけどなんとかたどり着いたら、TABFでお休みだった。最近は今年買ったヴィンテージのレザーのアウターを着てて、すごい重たいから疲れるけどめっちゃかわいくて、外が涼しくて気持ちよかった。昨日会った友達は緑のレザーブルゾンを着ててそれもよかった。

電車の中で「詩が書けなかった日」というゲームにあった、「友達に話しかけるときのような自分の言葉」について考えた。このアーティストのこと知ってるかな。

The day I couldn't write a poem by Zennyan + mikyokyuji

友だちに話しかけるときは恐らくどう見られたいかを意識してて、家族に対しては逆に「どう見られたくないか」に力を置いている。私は姉(みーちゃんといいます)に色々相談するけど、使う表現とか態度とか友達よりよっぽど注意して話してる。不思議。会社の人に対しては両方あって、彼氏に対しては相手によって変わる。上下や利害関係の一切ない関係性においては特に、使いたい表現や言い方が相手によって変わるのは当然のことだと思う。話し言葉は相手がいてこそだから、まちがいなく「自分の言葉」ではありつつも、相手の存在のほうが確かで大きい。詩はひとりきりの言葉のイメージが強くて、その意味で「詩が書けなかった」という認識はしっくりくる。

本屋に向かう途中、表参道にも猫がいた!